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設立趣旨

私たちは、環境のさまざまな恩恵を受けています。地球のあらゆるものを活用しながら経済的、社会的、文化的な活動を営んでまいりました。その一方では、環境にさまざまな影響を与えながら生活を営んできたことも事実です。
 しかし、21世紀に入り、今、私たちはその代償として、地球温暖化、オゾン層の破壊、国土の砂漠化、大気汚染、多くの動植物の減少といった大きな課題に直面してきております。

 こうした問題は、日々の暮らしの中で、私たちが、家庭で、学校で、地域で、職場でと、私たち一人一人が真剣に取り組まなければならない問題です。私たちは、環境を介して将来の世代とつながっております。私たち子孫の未来は、私達が環境の中でどのような行動や生活をするかによって大きく左右されます。私たちは、今こそ、子孫が自ら環境保全に取り組むことができることとなるよう、教育に取り組んでいくことが必要不可欠です。


今、環境教育への期待とその重要性への認識が国内外で高まってきております。国連による「国連持続可能な開発のための教育の10年」の採択にはじまり、我が国では「環境の保全のための意欲の増進および環境教育の推進に関する法律」が2003年10月に施行されました。

直面している環境問題を解決に向かわせるためには、国・地方公共団体等の施策に頼るばかりでなく、民間からも積極的・自発的に環境問題解決のための活動を行い、かつ、そうした積極的・自発的な姿勢をできる限り多くの方に持っていただけるよう、支援していく必要があると考えます。

私たちNPO法人「環境教育推進協議会」は、広く一般市民の方に、ホームページによる情報提供やフォーラム・シンポジウムの企画・開催、教育現場への環境教育の教材提供、講演活動、環境教育についての調査・研究、人材育成、環境および食農教育の啓発、推進に関する事業等々を積極的に行ってまいります。それによって、子供から大人まで出来る限り多くの方々に、環境保全のための積極的・自発的な姿勢を身に着けていただくことで、森林、田園、公園、河川、湖沼、海岸、海洋等における自然環境を育み、これを維持することの重要性について一般の理解が深まるよう、環境教育の普及・啓発、自然環境保全活動を推進してまいります。


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