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理事長挨拶

地球温暖化、環境破壊等が進んでいる現状を憂慮し、豊かさの拡大が資源の消耗と環境への負荷の増大に繋がった20世紀の文化のあり方を見直し、未来社会を担う子どもたちのために、この21世紀、私達が環境の現状や人間との関わりについて正しい知識を持ち、日常生活や社会活動の中で具体的な行動と結びつけていくことが、今最も重要となってきております。

 現代社会の大きな課題である持続可能な社会の構築や地球温暖化問題などの解決に向けて、環境教育への期待とその重要性への認識が、国内外において高まってまいりました。

 環境教育については、国連による「国連持続可能な開発のための教育の10年」の採択(2002年)やわが国の「環境の保全のための意欲の増進および環境教育の推進に関する法律」(環境教育推進法、2003年)の成立により、その位置づけや概念、推進の枠組みなどに関しての法的な整備が行われてきました。(2004年9月「環境保全の意欲の増進及び環境教育の推進に関する基本的な方針」等)

環境問題は、子供から大人まで、学校や地域、家庭、企業などそれぞれの場で、私たち一人一人が真剣に取り組まなければならない最重要課題です。私たちは、環境をかいして将来の世代とつながっております。私たち子孫の未来は、私たちが環境の中でどのような行動や生活をするかによって大きく左右されてきます。

私たち「環境教育推進協議会」は、学校・企業・市民・団体・行政がそれぞれの持てる力を出し合って、ともに環境づくりに取り組む社会を目指すことができるよう、あらゆる活動を通して、そうした協働の可能性を実現していくための「場」づくりを積極的に行うと共に、様々な事業を通し、環境意識の普及啓発に関する活動を行って行く計画です。また、そのためには、分野や地域を越えて、環境教育活動に取り組む人々や、機関、団体間の連携によって、様々な交流支援事業を行って参りたいと考えております。

幅広い分野での皆様のご参加とご協力をお待ちしております。

理事長  高橋 美紀

 


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