ラジオ体操について

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多くの方に親しまれ、誰でも気軽にできる国民的体操

「ラジオ体操」は、国民の体力向上と健康の保持や増進を図るため、逓信省簡易保険局(現在の株式会社かんぽ生命保険)が日本放送協会、文部省等の協力の下制定し、1928年(昭和3年)よりラジオ放送を通じて「国民保健体操」として広く普及したものです。

1951~1952年(昭和26~27年)には「ラジオ体操第一・第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動としてよく知られるようになりました。

このラジオ体操は、学校等での子どもたちの運動として利用されるだけではなく、「日頃の運動不足の解消に適している」と中高年層にも再評価されています。その理由は、なじみ深い運動であり、誰でもどこでも、毎日続けられる全身運動だからです。

                        

全国ラジオ体操連盟による調査の結果では、体力向上のために全国の小学校での実施率は76,4%、全国の高齢者施設におけるラジオ体操第1の認知率は99,6%と、ほとんどの人がラジオ体操に親しんでいます。また、「高齢者の多い地区ではラジオ体操が盛ん」、「高齢者ほどラジオ体操をする」という傾向が明らかになり、70歳以上では実に「二人にひとり」がラジオ体操を行っている計算になります。